カラダを支えるBCAA
食品成分データベース(文部科学省)
http://fooddb.mext.go.jp/より
・侵襲下では、筋たんぱくの異化亢進による筋肉量減少に配慮する必要があります。
・筋肉量減少への対処・予防として、BCAAを多く含む乳清(ホエイ)たんぱくや分離大豆たんぱくで、BCAAを効率よく補給する 方法があります。
侵襲時のBCAA消費と需要 分岐鎖アミノ酸;Branched Chain Amino Acid
多くのアミノ酸は肝臓などで代謝されますが、BCAAは主に骨格筋で代謝されます。骨格筋では、BCAAが筋たんぱくの必須アミノ酸の約35%を占めています。
侵襲により代謝回転のバランスが崩れると、BCAAの需要が増加し、骨格筋を分解してBCAAの供給が行われます。
筋たんぱく分解による筋肉量減少
侵襲下ではBCAAは筋たんぱくより分解され、組織の修復・再生に使われると同時に筋肉量減少をもたらします。
また、高齢者では加齢による機能低下を要因とする低栄養で筋たんぱく分解が進むとともに、筋たんぱく合成能の低下により、筋肉量が減少します。